サイクルボール関西編~ビワイチ・アワイチ~
こんな逸話を知っているだろうか
琵琶湖と淡路島はなぜ形が似ているのか?
それは神様(ダイダラボッチ?)が大きな手で地面をすくい上げてできた窪地に水が溜まってできたのが琵琶湖。
そしてそのすくい上げた土をそのままポンっと海に置いたのが淡路島。
手に着いた土をペッペッと払ってできたのが瀬戸内海にある数々の離島である。
どこかの引用ではなく、自分が幼い頃に聞いたお話である。
大阪出身の父が語ってくれたその話は「どうして琵琶湖と淡路島は形が似ているの?」と疑問を持っていた自分には衝撃であった。
もちろん信じたわけではないが、あまりにも上手くできていることに驚いたのだ。
この文章を書くにあたって改めてネットで調べてみたところ、特にそのような伝説は見つからず....父方の祖母あたりの創作伝承だったのだろうか?
関西在住で「聞いたことある!」という人は是非とも知らせていただきたい。
前置きが長くなってしまったが、8/1からツール・ド・ニッポン主催のライドキャンペーンである「サイクルボール」が始まった。
詳細は下記公式ホームページにて
最近もっぱらインドアトレーニングばかりになってしまい、なかなか外を走るクセがなくなってしまったこともあり、ぜひとも挑戦しようと思い計画を立てた。
(彼女のために何かホイールをゲットしてあげたいという野望が無いこともない...🙊)
基本的には
・「関西編~ビワイチ・アワイチ~」
・「静岡編~富士イチ・伊豆イチ・ハマイチ~」
・「フクイチ」
のセットで考えていた。
まずは初週である8/1の週にどこに行くかが悩ましかった
ちょうど7/31で梅雨明けし、8月からは関東も関西も晴れという予報ではあった
しかし我々は2か月以上もの間、何度も何度も何度も何度も「晴れ予報」に裏切られ続けてきた
この「サイクルボール」という企画では携帯アプリの操作が必須であり、雨天決行はかなり難しい(スマホを守っていても指が濡れていたらまともに操作できないし...)
というわけで数日早く梅雨明け予定で、晴れの確率が高い関西方面に行くことに決定した。
あと副次的な理由としては、どんなアプリもリリース直後は軽微なバグやミスはつきものであろうということで、もし万が一走行記録が適切に処理されなくても
「チャレンジはできない分、どこか観光しようかな」
とスイッチができるというのもあった。
何事にもリスクヘッジの心得は大事だからね( ˘ω˘ )
そしてビワイチ→アワイチの順にした理由は他でもない、冒頭の逸話
「どうせならビワイチで琵琶湖をすくってから、アワイチで淡路島を盛ろう」
という理由で、深くは考えていなかった。
副次的な理由としては、先ほど述べた「チャレンジが出来なかった場合」に観光に切り替えやすさが京都>>>>>明石だからというのもあったりする。
何事にも常にリスクヘッジ....
サイクルボールに向けた準備
スマホホルダー
基本的にはただのロングライドに向けた準備と変わらない
1点大きな違いと言えば「スマホを利用する」という点である
Garminでログを取ってstravaにアップして申請すれば認定されるEverestingなどとは異なり、専用アプリでログを取り、走行中にいくつかのチェックポイントでアプリを操作する必要がある。
ということでUber Eatsの人が使ってるようなスマホホルダーを購入
モバイルバッテリーはレックマウントの汎用アダプターを貼り付け、ガーミン用のマウントでハンドルに固定
普段からドラレコのGoPro用に取り付けている
念のためモバイルバッテリーは2つ用意しておいたが、ビワイチ・アワイチ程度では1つあれば充分であった。
日差し対策
親の実家が大阪と京都ということで、関西の日差しは洒落にならないということを幼少のころから印象付けられているため普段はあまりやらない日焼け対策はしっかりと
フェイスカバーとアームカバー(脚はなんか日焼けした方がかっこいいじゃん...?)
そしてホイールはパンクしたときのことを考えてクリンチャータイプのアルミホイールのレーシングゼロ
タイヤは耐パンク性を考えてコンチネンタルゲータースキン
遠出してパンクは泣けるからな・・・多少走りが重たくなろうがTTじゃないんだし(((´-`)))
そんなことよりこの写真1番の突っ込みどころである「現場ヘルメット」
何を隠そう、遠征だというのにヘルメットを忘れてしまったのだ。
ホテルからほど近く、琵琶湖に行く途中にワークマンがあることが分かったので購入した。
意外と中もしっかりしていて、固さ的にも自転車用よりも安全性能高いんじゃないかと思えてしまうのだがどうなんだろう...?
まあ重くて首が痛くなったりもしたけど
宿泊先:カプセルホテルしずく(京都)
京都駅からほど近いところにあるカプセルホテルしずく
宿泊料金は前日予約にも関わらず、ネットからの予約で2700円
そこにGoToトラベル割引で1/3値引きされてなんと1泊2000円
ネカフェで泊まるのとほぼ同じくらいの価格で
「大浴場&サウナ」👈️最重要
「安全性の高い荷物置き場」
「各種アメニティ」
「個室の空間」
「洗濯機完備(有料)」
が得られるとなると最高としか言いようがない
(ホテルの方に何か言われたわけではないが、念のため自転車は輪行袋に入れて持ち込んだ)
このカプセルホテルしずくは以前も京都に行った際にも"デイユース"で利用したのだが、その施設の綺麗さ、ホスピタリティの高さに感動したので今回リピート
普段であれば∔500円で朝食ビュッフェがつくのだが、今はコロナの影響でやっていないとのこと・・・結構楽しみにしていたからそこだけが残念であった。
しかしコロナの状況だからかお客さんもとても少なく、お風呂は貸し切り状態
なぜかたくさん浮かんでいるあひるたちと戯れたのはここだけの話🤫
スケジュール
7/31(金):退勤後、新幹線で京都駅へ行きチェックイン
8/1(土):朝5:00に起床し、自走にてビワイチのスタートラインへ
8/2(日):朝4:30に起床し、始発にて京都駅→明石駅(乗り換え無し)へ行き、明石港へ
というスケジュールであったため、京都のカプセルホテルしずくに連泊した
連泊の良いところは
「日中の荷物を気兼ねなく預けられること」
の他にも、
「ライド終了後、そのまますぐ風呂に入れる」
ということだ。
明石駅側に宿を取るのも考えたが、ビワイチした後風呂にも入らず汗だくで輪行して移動するのは紳士ではないだろう。
ライド終わってお風呂に入って、時間あったら駅の近くの観光地行くのもありかな~なんて考えていた。
(結局力尽きてホテルの目の前の牛カツ屋にしか行かなかったが・・・美味しかったのでヨシ!)
いざビワイチへ
・スタート地点まで行き、アプリを起動し「スタートボタン」を押す。
・チェックポイントに着いたら「チェックイン」を押す。
・ゴールしたらGiantストアのお姉さんにアプリ画面を見せる。
・完走証であるサイクルボールのカードをもらう。
以上
アプリ上の位置情報のズレや、写真を撮ってもカメラロールへ保存されないなど許容範囲内の軽微なバグはあったが自分は特に問題なく回ることが出来た。
これからのアップデートに期待したい!
ちなみにgiantストアでは写真も撮ってくれた
改めて見た目のクセが強いんじゃァ🤦
いざアワイチへ
・明石港で船に乗って淡路島へ行く
・スタート地点まで行きアプリを起動しスタートボタンを押す。
・チェックポイントに着いたら「チェックイン」を押す。
・ゴールしたら観光案内所のお姉さんにアプリ画面を見せる。
・完走証であるサイクルボールのカードをもらう。
以上
チェックポイント1でビワイチ同様ずれてチェックインできなかったため
「昨日と同じようにアプリ再起動すればいいんでしょ」
と再起動したら、まさかの「アワイチ完走!!」の画面に
慌てつつ、ホーム画面に戻ったら当然バッチは無く、今までの走行記録約7kmほどもなくなっておりましたとさ(おしまい)
となってしまった。
「7kmくらいだし...まあいいか...」とスタート地点に戻り、
そこから先はスマホの画面をサイクルボールアプリに固定
他の操作はせず画面もつけっぱなしにしたところ、一切の位置バグも発生せずに完走できた
写真を撮ったりTwitterの更新は会社支給のiPhoneで行った(2台持ちでよかった・・・のか?)
最後に
いやいや走行中のレビューそれだけかよ!!!
と思われた方もいるかもしれないが、単独走行とはそんなものである(´_`)
それに2日で350kmくらいだったらまあ...強度上げなければそこまで労せずに走れちゃうというのは成長の証なのだろうか。
そう、例え現場ヘルメットのせいかスライドするサイクリストからやたら奇異の目で見られるような、
2日目の朝にジャージのジッパーが壊れて「現場ヘルメット×フェイスカバー×ジッパー全開」という変態仮面もかくやというスタイルで走り、サイクリスト以外からも奇異の目で見られるような、、、
そんな経験しがたいエピソードがあったりもしたが、それはまた別の話(※続かない)
もちろんトライアスリートのすごい方と出会ったり、自転車初めて1年くらいの方とお話しながら少しの間走ったりなど思い出はたくさんありすぎて語りつくせないともいえる( ˘ω˘ )
今後サイクルボールにチャレンジすることを考えている方へ
説教くさい話になってしまうのだが....
このチャレンジはあくまでも「楽しむ」ことを前提として企画されたものであるだろうことを忘れないで欲しい。
というのも人によってはアプリのバグや通信不良で達成出来ないということもあるのかもしれない。
しかし達成出来なかったからといって走った思い出が無くなるわけではないのだ。
garminを手に入れると「garminでログが残せないのなら走らない」
パワメを手に入れると「パワメで記録できないのなら走らない」
と我々は得てして道具や企画によってモチベーションが支配されがちである。(かくいう自分もそうである)
しかし道具やチャレンジはあくまで「きっかけ」であって、自転車を楽しむこと自体はそんなものなくても出来るのだ
っていう心が少しでもあれば、
何かエラーが発生したときにキレちらかさずに済むのかな、なんて
例え「ふりだしに戻る」を食らっても「あちゃー、まあしゃあないカァ」と思える心の余裕が生まれたり
遠征してエラーで達成出来なかったらツラいだろうけどそのリスクを許容できること。
そしてそうなってもライドそのものを楽しむことが出来るかということ。
それにYESと言えなければ挑戦しないほうが精神衛生上いいと思います。
(7つ全てを達成する費用で恐らくホイール買えるので...笑)
もちろん今後ツール・ド・ニッポンさんの頑張りでいろいろと改善していくことでしょう。
自分もとても期待もしていますが、企画に支配されて本末転倒にならないよう、アクセス数ほぼ無、影響力皆無のブログにて言わせていただきます🙏
そんなおーにしの次のチャレンジは静岡編~富士イチ・伊豆イチ・ハマイチ~の予定だが実施できるかは天気と仕事と親知らずの治療の進行具合次第です!
ではまた👋