『Everesting』半原越えチャレンジ 2回目:成功!!
タイトルの通り,無事『Everesting』チャレンジを達成することができました
まずはみなさん応援ありがとうございました!!
そしてご心配おかけしてすみませんでした(ToT)
1回目の挑戦の記事はこちら↓
not-only-kouritu-0w0b.hatenablog.com
今回は走行中のお話はほぼ前回と変わらないので割愛
・前回の反省と,今回の改善
・EVERESTINGを達成し終えた後の申請方法
・EVERESTINGについてもっと詳しく
の3点について簡単に(?)まとめておこうと思う
~前回の反省点 ~
①クリート位置,サドル高などが最適化されてないために膝がBOMB
⇒1年半ぶりくらいにフィッティングを受けてきた
②固形物食べる欲がわかない,エナジージェル優秀
⇒エナジージェルを5⇒15に増やす
その分ジュース無くす。こまめにBCAAを補給
③長時間休むと地獄が待ってる
(消化の良くないホットドッグを食べたせいかは不明)
⇒レストはなるべくとらない,登りながら休む(???)
④スマホやサイコンの充電に手間取る
⑤Twitterをみてフォロワーさんの楽しそうなライドにメンブレ
⇒Twitterは発信専用にして,TLはなるべく追わない
⑥ベースキャンプの位置が不安
⇒車などが無い俺には解決策無し
以下詳細
①について
今回矢野口の方にあるBike fitting Torque(トルク)さんにお邪魔しました
昨年もお世話になっていたのだが,クランクを変え,サドルを変え,フレームを変え,シューズを変え...なんて行っていたらすっかり行く機会を逃していた
Before
After
前回痛くなった左膝だが,動きが外側やら内側やらにブレていた
トルクさんでは『膝をまっすぐ動かすこと』にかなり重きをおいているらしい
もりもりスペーサーを入れてもらった
これだけ左右差が生まれてしまうのだから,自力でサドル高をいくら調整しようともどちらかの膝が痛くなってしまうわけである....
何がすごいって機械を用いたり,身体のパーツの長さを測ったりはしていないにも関わらず,BB軸からサドルまでの距離,BB軸からヘッドセットまでの位置が前回のフィッティング時と寸分たがわず同じになったことである...(((´-`)))
(お会計時に『前回とどのくらい変わりました?』と以前の資料を見せてもらったときに判明し,野崎さんご本人も少し驚いていた笑)
ハンドル高やサドル高は必要な筋肉がついてきたおかげか結構変わったと思う
おかげ様で9000m登ったにも関わらず,膝も足首も微塵も痛みを感じない
長距離乗ると膝や身体のどこかに不調が出る人はすぐにでもトルクさんに限らず、信頼のおけるところでフィッティングを受け,第三者目線のプロに身体の使い方やポジションを確認してもらうべきである
ウン十万のフレームやホイールにウン十万のコンポつけてても,ポジションが滅茶苦茶だったらまるで意味がない
ただ雑誌や流行りで『前乗りがいい』という話だけで見よう見まねでサドルを前に出したってまるで意味がない
たかだか2万円程度で身体と自転車が最適化されるのだから安いものだし,下手に良い機材を買うよりもよっぽど費用対効果が高いと断言できる
②について
今回用意した補給
見事にエナジージェルのみである
2本登ったら1つ飲む感じのペースの予定だから15個用意
カロリー足りなく感じたら自動販売機でジュースや缶コーヒーを買った
液体のみの補給にしたおかげか消化器官の疲労を感じることなく終えることが出来た
しかし流石に最後の方には『固形物食べたい...固形物食べたい...』と終わった後に何食べるかしか考えられない食欲のゾンビと化していたので,少しはあっても良かったかもしれない(チョコ等)
しかし固形物があったらもしかすると達成できなかったかもしかしれないし,そこは不明...(^ω^ )
反省点:エナジードリンクを用意しておくべきだった
どの峠を選んでもだいたい300km/9000mくらいになり18時間ほどの長丁場となる
(『通常の2倍登る伊豆イチ』と考えてもらえば...)
20本目を超えてからはあまり記憶がなく,ひたすら眠気と戦っていたことしか覚えていない
(´-`).。o(眠気や野生動物と戦うため,民家ゾーン以外は大声で歌いながら走っていたのはここだけのヒミツ...ちなみに呂律は回っていなかった)
③について
今回は20本目までは一度もお尻を地面につけることがなかった
休憩といっても自動販売機でジュースを買って飲みながらTwitterを確認するくらいに済ませた
下のグラフが今回の山頂から山頂までのインターバル時間だが,休憩をはさんでも前後+5分程度に収まっていた
(だんだんとペースが遅くなってるのは仕方ない....(((´-`))))
(点線は近似曲線。だんだんと1本あたりの時間が遅くなってるのがわかる笑)
休憩を入れないのが必ずしも良いやり方とは思わないけど,自分には多分これがあっていた
10本ごとに1時間くらいの休憩を入れて,仲間と話しながら気分を入れ替えてまた望むとかの方が精神衛生的には確実にいい(断言)
④について
レックマウントさんを導入することでガーミン,パイオニアの2台持ち態勢をよりすっきりさせた
モバイルバッテリーに専用のマウントを取り付け,ハンドル周辺に固定できるようにした
モバイルバッテリーようにもう一つ腕を増やしてもよかったのだが,ライトなどと干渉し,いまいち良い場所が見当たらなかった
今回は1台充電中はもう一台はポケットに入れることにした
(ポケットに入れながら充電でも良いのだが,どのくらい充電できてるか,ケーブルが抜けてしまってないかが確認できないため)
充電の様子
右上のは中華ライトであるが,キャットアイよりも明るいけど格安な分バッテリーの持ちも悪い
しかしキャットアイは充電しながら光らないのに対して,中華ライトは充電しながらも光ってくれる
キャットアイはバッテリーの持ちがいいので登りも下りも常時点灯
中華は持ちが悪いけど明るいので下りの時の補助ライトとして使用した
ガーミンもパイオニアも18時間とかは流石にもたない
520Jなどを使っていてEVERESTINGに挑戦するならモバイルバッテリーによる走行中の充電は必ず向き合わねばならない課題である
今回用いたモバイルバッテリー流石は10000mAhの大容量,余裕で今回のライドを耐えた(むしろまだまだ充電できそうだった)
⑤について
今回は平日に実施したためみんなお仕事をしている様子だったため助かった(^ω^三^ω^)
しかしあまりにも確認しなさすぎて,多くの方々に心配をかけてしまいました....
関係者のみなさま本当にすみませんでした,そして心配してくださってありがとうございます
(バッテリー節約のため基本機内モードに入れていたのも祟った....)
もう少し更新するべきだったかな...せめてスタートした時点で終了予定時刻(9:00スタートだから3:00過ぎにはなると思っていた)は伝えておくべきだったなと
公式でも『挑戦する前に誰かにそのことを伝え,何かトラブルがあったときに気づいてくれる人を用意しておく』的な注意が書かれていたが,本当に必要だなと思った
~EVERESTING公式への提出方法~
実際のところルールがどうなってるか分からないのだけど,多くの人のログを見ているとログは『選択した坂の往復のみ』で,家から坂の麓までの工程などは含まれていない場合が多い
というわけで念のため自走で麓まで行く場合はこのようにログを分けた方が良さそうである
狂気のライドが終了し,stravaにアップしたら公式サイト↓へアクセス
上のメニューのところにあるSUBMIT(提出)をクリック
stravaと連携を許可すると自動的に狂気のログを検出してくれる
『Pending(保留中)』になっていたら成功。
いちおう『View/edit(編集)』でデータの変更などを行える
『SSSS』という欄については後程詳しく
今回の自分の挑戦は『SIGNIFICANT』となる
提出が完了したら,あとはただただ待つだけ
数日ほど待ち(自分は2日くらいだった),承認が行われると
stravaのログにコメントが付いた↓
(『View/edit』でメールアドレスを登録しているとメールも届く)
公式サイトにアクセスすると『Pending』から『Accept』になっていた
そして....
晴れて承認となるわけです!!!
実は同時期にかふぇ&だいにんぐ『ろーたす』のマスターもEVERESTINGチャレンジを成功したようで
これで日本国内で認定EVERESTINGは11個,うち2つが日本人となったわけだ
~EVERESTINGについてもっと詳しく~
ちなみに上の画像の右上の方にバッジのようなものがある
実はEVERESTINGはただただ8848m登るだけでなく,ある条件を満たすことで特別なバッジがもらえるのだ
せっかくだから参考までに紹介しておこうと思う
・FIRST KNOWN ASCENT
まだその坂でEverestingを達成した者がいない坂で達成するともらえる
日本はまだまだ新雪のごとき未開っぷりなので達成すなわち認定レベルである
・VIRTUAL EVERESTING
zwiftなどのバーチャルライドで達成したらもらえる
12時間以上ローラー乗るとか正気じゃない...
・DOUBLE EVERESTING/TRIPLE EVERESTING
1回のライドでエベレスト2つ分(17,696m),そして3つ分(26,544m)登る挑戦
頭が悪いとかそういう言葉で済ませないくらい頭が悪すぎる...
・10,000M
8,848mにプラス1,152m登ることで認定される
一見簡単なように思えるが,8,848mを終わったあとに1,152m分また坂を登り降りするのは実際やってみるとわかるが,かーなーりキツイ...
10,000Mを目指すなら,初めからそのつもりでやるべし
・SHORT
200km以内に達成することで認定される.
200kmのうち登りは100kmであるため,単純に計算すると平均勾配8.848%以上の坂を選択する必要がある
・SIGNIFICANT
多くの人に知られてるような人気の峠や坂で達成することで認定される
今回の俺の『半原越』は一応知名度は高い方なのでこれに該当する
なお基準は不明...
・SOIL
100%未舗装路で達成すると認定される.
ロードしか持ってない自分には厳しそう...
・SUBURBAN
郊外や住宅地などの市街地区間に存在するような坂で達成すると認定される
多くの場合,短くリピート回数が増える傾向にありそう
そして住宅地で18時間とかひたすら坂を往復してたら近隣住民に警察呼ばれるんじゃないかと思ってしまうのだが....(((´-`)))
・SSSS
上の『SHORT』『SIGNIFICANT』『SOIL』『SUBURBAN』を全て別々のEVERESTINGチャレンジで達成し,かつそのうち一つで『10,000M』を達成することで認定される
やっている最中,そして終わった直後は「2度とこんなクソみたいな挑戦やるか」と思っていたが,終わってみると不思議なもので,またやりたくなってくる
これが坂好きのサガというものなのか....
今回自分が達成したEVERESTINGはEVERESTINGの中でも最弱...
SOIL(未舗装)やSHORT(200km以内)などは今回より過酷を極めるであろう
(今回はフロントインナー38Tで達成できたから,SHORTでもインナー34T使えば行けるか...??)
次は何になるか分からないが,どれかしら新たなバッチを求めて再び挑戦しようと思っている